福永祐一騎手、嫁と子供のおかげでダービー制覇?父の無念を晴らす!

今回は2018年、平成最後の日本ダービーを優勝した、福永祐一騎手についてお伝えします。
福永家を一人で背負ってきた福永祐一騎手。
諦めかけていた日本ダービーを制した影には、奥さんの献身的な支えがあったのでしょうか?
嫁は松尾翠
福永祐一騎手の嫁は、元フジテレビアナウンサーの松尾翠さんです。
美人というよりもかわいい系の女性です。
福永祐一騎手も奥さんにはベタボレで、二人でテレビの番組に出演した時にも、仲睦まじい様子が伺えます。
奥さんの松尾翠さんは、スポーツ選手である福永祐一騎手の健康を気遣って、栄養士の免許をとって毎日の食事を作っているようです。
二人の子どもたち
福永祐一騎手には松尾翠さんとの間に二人の子供がいます。
第一子は2004年に生まれ、第二子は日本ダービーを勝った数日後に生まれました。
子供の性別はふたりとも女の子のようで、第二子は日本ダービーの数日後に子供が生まれました。
ということは、子供のエネルギーでダービーを制することができたと言っても過言ではないのかもしれません。
父、福永洋一にの無念を晴らす
福永祐一騎手の父は、競馬界では超有名な、天才ジョッキーだった福永洋一騎手です。
福永祐一騎手は父の福永洋一さんに顔とかがそっくりです。
この福永洋一さんは天才騎手として競馬界でめちゃくちゃ活躍していました。
同期には、名手、岡部幸雄さんや柴田政人調教師がいて、お二人とも日本ダービーを制しています。
「洋一を乗せると、能力的に足りない馬でも走ってしまった。
しかもレースの内容がほかの騎手を乗せていたときとは全然違う。
それまでは追走に四苦八苦していた馬をスイスイと逃げに導いてしまったり、逆に先行して一息だった馬を思い切った待機策から直線一気の追い込みを決めてみせたり。
調教師の支持したようには乗ってくれない、まあ、言ってみれば扱いにくいタイプなんだけど、指示とは違う競馬をして、しかも結果を出してしまうものだから文句は言えない。
どう乗ってくるか、ゲートが開くまで調教師でさえ想像がつかないんだ。
そういう意味でも、いまの武豊がまだ備えてはいない強烈なカリスマ性を、彼だけは確かに持っていましたね」
現在、天才と言われている武豊騎手よりもカリスマ性を持っていた騎手だったと言われるくらいですから、相当の実力の持ち主だったんですね。
でも、この天才、福永洋一騎手は、日本ダービーは勝っていません。
騎手生活を全うしていたら、普通に日本ダービーを勝つことは容易だったでしょう。
しかしその天才も、競争中の落馬事故で大怪我を追って、騎手を引退することになります。
福永洋一騎手にとって、とても悔しい出来事だったと思います。
しかし、父、福永洋一騎手の無念を晴らすために、息子である福永祐一騎手はジョッキーになります。
母の裕美子さんは、息子が騎手になることを、とても反対したようですが、福永祐一騎手は反対を押し切ってジョッキーの道に進みます。
ダービージョッキーになれると思っていなかった?
福永祐一騎手は、デビュー3年目で日本ダービーに挑みます。
はじめての日本ダービーということもあり極度に緊張していたようです。
2番人気に支持されていましたが、14着と結果を出すことができず、この日本ダービーのレースは、その後のトラウマになったようです。
その後、17回日本ダービーに騎乗しますが、2着が最高で、なかなかダービージョッキーになれませんでした。
日本ダービーをキングヘイローから18回騎乗して、全然勝てなかったので、福永祐一騎手は「俺にはダービーは縁がないのかな?」と思っていたそうです。
2018年、19回目の日本ダービーでは、ワグネリアンという馬に騎乗することになりました。
有力候補の馬でしたが、日本ダービーの前のレースの皐月賞で1番人気で7着と負けました。
「今年も日本ダービーは勝てないな」と福永祐一騎手は思っていたそうです。
日本ダービー当日の枠順も、内枠が有利と言われていたコースなのに、福永祐一騎手のワグネリアンは、外枠になってしまったのです。
このとこも「今年もやっぱり縁がないな」と思ったようです。
しかし、半分諦めモードで積極的に競馬をしよう、と思って日本ダービーに挑んだようです。
その結果、なんと日本ダービーで1着となり、ダービージョッキーの称号を得ることができたのです。
今年も無理だな、と諦めることで力が抜けたのでしょう。
見事日本ダービーを制することができたのです。
日本ダービーを制した福永祐一騎手ですが、妻の松尾翠さん、二人の子どもたち、そして目標にしてきた父、福永洋一さん、全ての思いが、福永祐一騎手に伝わって、日本ダービーを勝たせたのかも知れません。