今回はストレスをためやすい人の特徴と対処法をお伝えします。
ストレスをためやすい人の特徴
ストレスをためやすい人の特徴として「べき思考」があります。
こうある「べき」と思いこんです
ストレスを溜めやすい人はいろいろなことに「こうあるべき」と思い込んでいます。
例えば「大人は立派な振る舞いをしなければいけない」このようなことを思いがちです。
「大人は立派な振る舞いをしたほうがいい感じ」程度に留めるほうがストレスを溜めにくいです。
その他にも
- 女性はおしとやかでなければいけない
- 九州男児は男気を出さなければいけない
- 男らしく・女らしく
- 高校生らしく・中学生らしく
- 日本人らしく など
あらゆることで理想を求めます。
自分だけに求めている限りはそこそこのストレスで済みますが、他人に求めると大変なストレスになります。
自分は変わろうと努力しますが、他人は努力はしませんし変わりません。
変わらせようとしても相当の努力が必要です。
なのでいくら理想が高くても、他人にそれを求めるとものすごいストレスになりますのでやめたほうが良いです。
親兄弟でも他人は他人
親兄弟は似ているDNAを持っているので、説明すれば理想的な人になってくれそうです。
しかし親兄弟も他人です。自分ではありません。
変われと言っても変わりません。
なのでどんなに親しい間柄でも理想を押し付けると自分にストレスが返ってきますのでやめたほうが良いです。
認知の歪みの「べき思考」
ストレスを溜めやすい人は「認知の歪み」が発生しています。
認知の歪みとは10個の種類があります。
- ゼロヒャク思考「すべては〇か✕である」
- 過度な一般化「一度失敗したから、この先も一生失敗する」
- マイナス思考「褒められたら裏がある、勝ったのは運が良かっただけ」
- 結論への飛躍「注意された、嫌われているんだ」「根拠は自分がそう思ったから!」
- レッテル貼り「あの人は怖い人だから良いところなんて一つもない」
- 過大評価と過少評価「うまくできたのはたまたま」「失敗したのは自己責任」
- 感情的決めつけ「ネガティブになったら全部ネガティブにしか解釈できない」
- べき思考「すべきことなので、なんでも我慢する」
- 個人化「悪いことが起きたら、全部自分のせい。」
- こころのフィルター「悪いことばかり記憶に残る」
今回の「べき思考」は8番目です。
べき思考があると自分に大きな課題を振りかざします。
その課題にコツコツ対応して努力できればストレスになりません。
ただ、できないのにその理想を自分に振りかざしたら辛いですね。
また、この課題を他人に向けるともっと大変です。
他人はその課題に取り組みませんし、自分の理想には動きません。
そのため、課題を課したほうもストレスになりますし、課題を課された方もストレスになります。
そのため、どんなにいい関係だったとしても仲がわるくなり破綻します。
なので、べき思考は持たないほうがストレスを溜めませんね。